第三十三回
「水は?」
「特にあげなくて結構です。」
「肥料とかは?」
「特に考えなくて結構です。」
「日当たりくらいは?」
「特に気にしなくて結構です。」
ふうむ、と唸って。
「じゃあ俺がすることは何もないの?」
「いえ、一つだけ。」
次の日、真っ赤な花が咲いた。
書いた人:いとう
残酷な描写があるかと思われますがご了承下さい
(字が薄いので文字だけ下に書き写してあります)

それは最期の一日だった・・・
「水は・・・?」
「別にいりません」
俺は今年のみこの世話役として最期の日用にこの教会に呼び出された
「じゃあ何か飯でも」
「それもいりません」
「っじゃあなんで俺なんてよびだしたんだ!!?」

「っ」
黙る男そして
「せめて・・・今日くらいは日当たりのいい部屋で光を見せてやれよ」
「それもひつようありません」
唸る男
「〜〜〜〜じゃあ・・・本当に何のために俺は呼ばれた?この娘は怯えているが害はない俺は何が出来る」
「だからですよ一つだけやることがあります」

俺はこの日・・・初めて世話役の意味を知ったんだ・・・
一つのかけらを犠牲に世界は作られている
外は雨・・・俺は忘れない・・・
次の日に咲いた紅い紅い花の色も・・・
このてで奪った命の重さというものも・・・

一人の犠牲で救われる
この世界も絶対に・・・